初めましての方は初めまして、そうでない方はお久しぶりです。Lazyと申します。剣盾シーズン24にて最終2桁を取ることが出来たので紹介したいと思います。
※スマホで閲覧される方はズームしてもらえると見やすいと思います
【並び】
【使用TN】
TN Silky heart 最終2023-36位 W/L 127-73
TN DAYS of DASH 最終2004-85位 W/L 97-51
【コンセプト】
・ラグラージは一番上
・伝説枠を出さなくてもパワーを落とさない選出が出来るように数値の高いポケモンで固める
・相手の考慮外の技や型で崩しに行く
【構築経緯】
伝説マッチングじゃんけんが嫌いなので、ほぼ全ての伝説と５分以上に戦えて、取り巻きも強く組めるザシアンを伝説枠として組み始めた。
次にザシアンと相性が良く、入れてるだけで立ち回りの幅が広がりステロ欠伸+対面操作が優秀な残飯ラグラージを採用。
ラグラージを採用する上でケアしたいのは不意の身代わりなので、すり抜けで身代わりを貫通して殴れたり、ラグザシアンの並びで不利を取るカゴロトム系統や草技持ちの炎タイプにも殴り勝てるのを評価してラグザシアンと噛み合いのいい珠ドラパルトを採用。
ドラパと合わせてオーガ軸に強く、ほぼ全ての並びに対して試合序盤の様子見、試合終盤にはスイーパーとして腐ることなく仕事ができるスカーフサンダーを採用。
ここまででは、黒バド、日ネクに対して勝てないので、この2匹を受けることが出来て、これらの伝説の裏にいる珠サンダーにも強く出れるHDベースのポリゴン２を採用。
最後に、ポリ２だけでは安定しない日ネク軸に対して強く出ることが出来て、ザシアンやサンダー、ドラパと合わせて受けよりのサイクルを崩しに行ける鉢巻悪ウーラオスを採用。
【個体解説】
ラグラージ ＠食べ残し 呑気 激流
207(252)‐130‐147(188)-×-119(68)-58 ※S個体値0
調整意図
HB…出来るだけ高く
HD…特化珠サンダーのジェット確定耐え、169ウツロの草結び確定耐え
S…下から対面操作をするために最遅
本構築の柱。残飯のおかげで欠伸を連打すれば体力を維持することが出来て、もう一度技を耐えるまで確保したらステロを撒いて場を荒らすという単純な立ち回りが非常に強力。相手が眠らせるという選択肢を取れば裏のザシアンやドラパが一気にゲームメイクできる性能があるのでラグをどう使うかが大事になる。
ザシアン ＠朽ちた剣 陽気 不撓の剣
197(236)‐191(4)‐136(4)‐×‐137(12)‐220(252)
巨獣斬 じゃれつく 身代わり 剣の舞
調整意図
HD…4振りサンダーのボルチェンを身代わりが13/16で耐える
S…最速
DL調整
最強の禁伝枠。火力よりも耐久、素早さが欲しかったのでHSベースで採用。身代わりはダイマを枯らしたり、地震の無いラグラージや火力が無いポケモンの前で貼って身代わりを残しながら裏と対面することが出来てとても強力だった。火力が足りない時もあったが、ザシアン軸ミラーを考えた時に最速以外ありえないと考えシーズンを通してHSベースで使い続けた。
ドラパルト @命の珠 意地っ張り すり抜け
179(124)-182(204)-96(4)-×-97(12)-183(164)
ドラゴンアロー ゴーストダイブ 竜の舞 身代わり
調整意図
H…10n-1
A…+1ダイホロウでH252B4振りザシアンを81.2%で落とせる(ステロ込みで確定)
S…準速130族抜き
DL調整
ラグザシと相性がいい珠枠。ザシアン軸で不利なオーガや日ネク入りに出したり、ザシアン軸にも１回舞えば全員貫ける火力があるのでかなり選出した。身代わりはラグラージ対面やドラパより遅いダイマに対してターンを稼いでゴーストダイブで落とす動きや不意打ちを透かしたりするのに非常に役に立った。ドラパルトはポリ２がいる環境では弱いと思っていたが、ザシアンを伝説枠にすることでポリ２を抑制して、一方的に一貫しているダイホロウを押し付けるのがとても強かった。他にもマイナー寄りな伝説に強いのも魅力的。
サンダー @拘りスカーフ 臆病 静電気
165-×-105-177(252)-111(4)-167(252)
ボルトチェンジ 暴風 熱風 光の壁
調整意図
CSぶっぱ
ほぼ全ての並びに投げられるスカーフ枠。光の壁は重めな初手に来る珠サンダーに対して上から光の壁を貼りながらラグ引きをする事でダイマを弱く使わせながら試合のペースを握ることが出来る点に注目して最終日に急遽10万ボルトから変更した。余った技スペースで勝てる範囲を最大限広げることが出来たので正解でした。試合序盤の様子見、試合終盤のスイーパーとして非常に重宝した。
ポリゴン２ @進化の輝石 穏やか アナライズ
191(244)-90-126(124)-125-146(140)-80
トライアタック イカサマ 電磁波 自己再生
調整意図
HD…臆病珠サンダーのジェットを92.2%で2耐え
HB…日ネク意識で出来るだけ高く
あまり出せる機会は無いが、対日ネクや対黒バド軸に対しては滅法強く、日ネクはザシアン軸なのにポリと後述する悪ラオスでかなりの勝率を出すことが出来た。選出率自体は高くないが、出した時はとても活躍してくれたので本構築では必須のポケモンだと思う。
悪ウーラオス @拘り鉢巻 陽気 不可視の拳 ※キョダイマックス個体
175-182(252)-121(4)-×-80-163(252)
調整意図
ASぶっぱ
受け寄りのサイクルを崩したり、日ネク軸、黒バド軸に対して投げていける。特にザシアン+ヌオー+ラッキーやイベルタル+ラッキー+メタモンなどの並びに対してウーラオスがサンダーのボルチェンからラッキー対面を作って何回殴って行けるかが重要なので重宝した。日ネク軸にはポリで電磁波を入れたり、ドラパと対面させて日ネクのダイマを切らした後にSが上がってない日ネクを倒す仕事をしてくれた。
【構築の要点】
◆ラグラージ＋積み +
相手のポケモンを眠らせるorクイタンで有利対面を作った後に後続のザシアンやドラパルトで積める展開を作れたらどちらもゲームメイク出来る性能があるので、ラグラージの強さを最大限に活かせる構築だった。
◆スカーフ光の壁サンダー
相手の初手ダイマに対してのこちら視点だけが見える強い行動して勝率を稼ぐことが出来た。特に本構築は初手ダイマサンダーが選出を間違えると非常に重かったので、最終日にその弱点を克服出来たのが功を奏したと考えている。
【選出】 ※目安程度
vs軸 少し有利
珠サンダーがいる場合 初手裏
ラキヌオーの様な受け寄りな並び 初手裏
その他の中から3匹
種類が多すぎて説明が難しいので、1番多い珠サンダーが初手に来るザシアン軸は、初手サンダーで光の壁を貼りながらラグ引き欠伸で運が相当悪くない限りほぼ勝てる。
vs
軸 五分
初手裏
初手は大体オーガが来て、ほとんどダイマを切られるのでボルチェン→ドラパ投げでストリームを耐えながらゴーストダイブでダイマを枯らしてサンダーザシアンで詰める。
vs
軸 そこそこ有利
＠１(ザシアン以外の3匹から選択)
ダイマは基本的にネクロ以外に切られないので、先にダイマを切って数的有利を取ったら、ポリの電磁波を絡めながらダイマを枯らしてウーラオスで日ネクを処理する。
vs
軸 有利
初手裏@1 メタモンがいるなら、居ないなら
サンダーイベル対面を作ってラッキーを誘ってラオスで崩す。メタモンドヒドがいる場合は選出択になるが、大体メタモンが来るのでザシアンを出さずにラグを投げる。
vs
軸 有利
初手裏@1(or)
プレミと択を何回も負けない限りほぼ勝てる。意識するのは、悪ラオスがジェットで加速して全員倒せる時以外はポリ２以外にダイマを切らない。
vs
軸 有利
@1(ラグかサンダーが多め)
あまり当たってないけど、ハッサムと組んでるダイナ入り以外はほぼ勝てた。ザシアンかドラパのどっちかが通る。
vs
軸 少し不利
@1
受け+ジガルデのような並びには勝てるが、ガマゲロゲや襷オーロンゲがいる並びはほぼ無理。あと運が絡むので安定はしない。
【重いポケモン】
ガマゲロゲ以外に珠を持ってそうなポケモンがいない場合はキツくないが、他に持っていそうなポケモンがいると初手択になってしまう。
ラグが投げれないカバ入り(オーガ等)はカバを柔軟に倒すルートが少ないのでキツい。
襷オーロンゲ
壁貼りは全くキツくないが、襷の場合はソルクラ、ウィップ、電磁波で全員に仕事される為しんどい。
【あとがたり】
前の竜王戦ルールはやってなくて、１つ前のルールの伝説ありダイマ無しのルールに凄く苦手意識があったので勝てるか不安でしたが、何とかある程度勝てて良かったです。今期はこの構築しか考えておらず、１１月７日からシーズンが終わるまで技や調整は変えたりしましたが、並びは変えずにひたすら回して選出や立ち回りなど構築への理解度がいつも以上にあったのが勝てた要因だと思いました。来期はあまりやる予定はないですが、次やる時はもっと上を目指せるように頑張りたいです。長々と語りましたが、シーズン24お疲れ様でした！
【Special Thanks】
・スペースで話してくれた辛酸とエアプのロス
・色ラグをくれたねばまり、色ドラパをくれたラムチョさん、色ポリをくれたは疑問さん
ここまで見ていただきありがとうございました！質問等ございましたら気軽に@Lazy_pk_までどうぞ
【証拠画像】
