世代の移り変わりの時期なので初めましての方は初めまして、Lazyと言います。今回はスカバイのランクマッチ(シングルバトル)において最終2桁以上を取ることが出来たので、最終日に使用した構築を記事にしたいと思います。
※スマホで閲覧される方はズームしてもらえると見やすいと思います
【並び】
【使用TN】
TN DreamLantern 最終2312-70位 W/L 105-41
【コンセプト】
・短いサイクルで一貫を作り崩し切る
・数値の高いポケモンで固める
【構築経緯】
現環境では数的不利を覆すのが難しく、先に数的有利を取るために初手のドラゴンミラーに対して相手視点のみ一方的に択を押し付けることが出来て、サイクルを回した後に一貫を作りやすいフェアリーテラスタルの鉢巻ガブリアス+ゴツメアーマーガアの2匹を軸として組み始めた。
次に軸の2匹で安定しないサザンドラやゲンガー入りに対して初手に投げて動きやすく、展開系の構築や受けサイクルに対して毒菱+後述するサザンドラと合わせて強く出れる襷マスカーニャを採用。
次に前述したマスカーニャの毒菱+身代わり+挑発で増加していた受け系統の構築に対して強く、他にも軸で勝てないキョジオーン入りや天然絡みにも出していける残飯サザンドラを採用。
ここまでコノヨザル展開や天然持ちに対してまだ構築全体で薄いと感じたので、サザンドラと相性補完が非常によく、鋼テラスタル眼鏡ゴールドラッシュで展開系のポケモンを出落ちさせてから有利展開を掴むことが出来る眼鏡サーフゴーを採用。
最後にこの枠はブーツ竜舞カイリューや珠ミミッキュなどと色々模索したが、最終日の3〜4時頃に構築全体で重かったウルガモスやガブリアスの技が一貫しない鋼+カイリューのような並びに対して出しやすいチョッキセグレイブを採用。
【個体解説】
167-×-110-177(252)-111(4)-165(252)
悪の波動 ラスターカノン 挑発 身代わり
調整意図
CSぶっぱ
構築の補完として入ってきたポケモン。キョジオーンや天然に対して身代わり+挑発が非常に強く、崩しとして非常に強力だった。また、後述するマスカーニャの毒菱と合わせて低速ポケモンに対して身代わり+毒ダメで削りを入れたり、挑発でサザンドラを起点にしてくる竜舞カイリューや蝶舞ウルガモスに対して起点にならないのも偉かった。ただ、ドドゲザン+受けのような並びに対して出せないので、ほとんど撃たなかった悪の波動を火炎放射に変更した方がいいと感じた。テラスタルは自身の弱点を減らしたり、特性との噛み合いや身代わりが残る範囲が広がる鋼タイプ。
183-182(252)-116(4)-×-105-169(252)
調整意図
ASぶっぱ
構築の軸であり、8割以上選出した。主にこのポケモンを通せるかどうかから試合展開を考えていく。初手のドラゴンミラーにとても強く、また一貫しやすいフェアリーテラバーストがとても強かった。技選択が非常に重要で使用難易度は非常に高いが一貫を作れたときの破壊力や相手にテラスタルを強制出来たりと現環境の地面タイプの中では頭一つ抜けて強いと感じた。最高のポケモン。
セグレイブ @突撃チョッキ 意地っ張り 熱交換 地面テラスタル
201(84)-216(252)-113(4)-×-107(4)-128(164)
巨剣突撃 氷柱針 地震 氷の礫
調整意図
H...余り
A...特化
S...準速75族抜き
最後に入ってきた補完枠。色々試したが、ウルガモスに強い、鋼+カイリューに一貫するなど欲しい要素を完璧に満たしてくれた。また、カイリューに対してテラスタルを強制させることが出来るので、飛行タイプが消えてガブリアスの鉢巻地震が一貫する点も非常に構築と噛み合っていた。テラスタルは氷地面の一貫しやすいタイプを両方ともタイプ一致で撃てるように地面で採用。
サーフゴー @拘り眼鏡 控え目 黄金の体 鋼テラスタル
175(100)-×-116(4)-203(252)-112(4)-123(148)
ゴールドラッシュ シャドーボール 気合い玉 トリック
調整意図
HD...182ゲンガーのシャドーボールを最高乱数切り耐え
C...特化
S...準速70族抜き
サザンドラでは崩しにくいサイクルを崩したり、カバルドンなどの展開要因を想定外の高火力で数的有利を取って展開有利を作る枠。あまり選出の機会はなかったが、きつい並びに対してこのポケモンで釣り交換を多用して強引に崩しを行ったりと補完としては強力だった。気合い玉は一切撃つ場面がなかったので、ウルガモスに撃つパワージェムやトリックした後に体力管理が出来る自己再生などの方がいいと感じた。
151-162(252)-90-×-91(4)-192(252)
トリックフラワー 叩き落とす けたぐり 毒菱
調整意図
ASぶっぱ
軸で勝てないゲンガーやサザンドラに対して殴り勝つことが出来たり、毒菱で展開系や受け構築、天然に対して強かったりと選出率も非常に高く使いやすいと感じた。また試合終盤のストッパーやスイーパーとしても運用できる点も強力。特性は一致技の火力を下げないのと襷が発動した時に高火力のトリックフラワーを撃つために新緑で採用。基本的に採用される不意打ちは撃ちたい場面が1回もなかったので、毒菱を採用して正解だったと思う。ただ、環境的にゴツメ竜舞カイリューが多く、起点にされないように立ち回るのが少し窮屈だったので逆風気味だったのかもしれない。
アーマーガア @ゴツゴツメット 腕白 ミラーアーマー 格闘テラスタル
205(252)-107-172(252)-×-105-88(4)
ボディプレス 蜻蛉返り 鉄壁 羽休め
調整意図
HBぶっぱ
構築の軸であるクッション枠。ほぼ全ての並びに入っているカイリューやガブリアス、セグレイブに対してクッションになり、ヘイラッシャの地割れの一貫を切れたり、増加していたスカーフサーフゴーのシャドーボールに対して羽休めで体力管理をしながら後攻蜻蛉から裏に繋げることが出来たりと環境に非常に刺さっていた。ちなみに鉄壁のPPはアンコ竜舞カイリューを考えると増やさない方がいい。テラスタルはボディプレスの火力増加やドドゲザンのドゲザン意識で格闘テラスタルで採用したが、切る場面がなくイルカマンが少々重いため、イルカマンに耐性を付けれる水か草の方がいいと思う。
【選出】
基本ガブリアス+アーマーガア@1
基本選出で勝てなさそうなときは柔軟に対応
【重いポケモン】
基本的にアーマーガアの蜻蛉返りを利用して型を確認しながら立ち回るが、選出や盤面によって何かしらの型を切らないといけないことがあった。
【あとがたり】
9世代最初のシーズンお疲れ様でした。今期はあまり上手く勝てずに最終日を迎えて、最終日も開始早々、別の構築で片方が4桁まで落ちて諦め気味になりましたが、1ロムで本構築を使い始めてプレイングを徹底して、集中しながら潜り続けたら、構築に手応えがあり順調に順位が上がり2桁まで行けて良かったです。最終日にようやくテラスタルについて理解し始めたので、来シーズンからは剣盾では一歩届かなかった最終1桁を目指して頑張っていきたいと思います。
・応援してくれたどっぺるとg君。
何かあれば@Lazy_pk_までどうぞ。
【証拠画像】