S23お疲れ様でした。結果は残念ですが、1桁付近ぐらいまでは行けたので紹介します。
【並び】
【使用TN】
TN バイオレット 最高2130ぐらい 最終2125-26位 W/L 182-117
TN スカーレット 最高2110最終3桁
【コンセプト】
・毒菱+キョジオーンでの詰ませ
・サイクルの中で積みを通す
【構築経緯】
対スタン構築において初手マスカーニャの拘りトリック+毒菱と水テラスのキョジオーンで詰ませる動きが強いと考えて、スカーフマスカーニャと残飯キョジオーンの2匹から組み始めた。
前述した2匹と合わせてスタンに対して投げることで赫月ガチグマやサーフゴー、マスカーニャに対してより厚くなり、鬼火でキョジオーンで見れる範囲を広げたり、サイクルを回した後に蝶舞を積んで一貫を作ることが出来るブーツウルガモスを採用。
軸で崩せないママングライや受けル、その他崩せない並びに対してマスカーニャの毒菱+型破り剣舞アンコで崩すことが出来て、スタン系の構築や若干重いガブリアスなどにも強い風船デカヌチャンを採用。
ここまで、ブリジュラスのエレビの一貫が切れていなかったり、マスカーニャ+キョジオーン@1で投げる際に潰し枠として優秀な鉢巻ガブリアスを採用。
最後に、深夜まではクエスパトラ入りを意識してチョッキカイリューを採用していたが、オオニューラ+物理受け(ヘイラッシャ、ラウドボーン)+鋼のような毒菱が通らない並びが重いと感じたので、隠密+ドラテでクエスパトラ入りに強く、渦+アンコで前述した並びに強い隠密カイリューを採用。
【個体紹介】
デカヌチャン @風船 陽気 型破り 鋼テラスタル
161(4)-127(252)-97-×-125-161(252)
デカハンマー 叩き落とす 剣の舞 アンコール
調整意図
ASぶっぱ
崩し枠。型破り+剣舞や風船+アンコで天然やグライオンまでまとめて崩すことが出来る。毒菱と合わせることでより安定し、叩きで隠密やブーツを叩いて塩漬けや毒菱を踏ませてダメージレースで有利に働くことも多く非常に強かった。赫月ガチグマ、カイリュー、サーフゴー、ガブリアス等にも比較的強いので、スタンに対して選出することも多く、選出した試合の勝率は高かった。テラスタイプはデカハンマーの火力を上げるために鋼。
ガブリアス @拘り鉢巻 陽気 鮫肌 フェアリーテラスタル
183-182(252)-116(4)-×-105-169(252)
逆鱗 地震 テラバースト ステルスロック
調整意図
ASぶっぱ
明確な役割は無いが、エレビの一貫を切ることが出来たり、現環境ではそこそこ速いSラインから鉢巻の火力を押し付けることが出来る潰し枠として優秀だと感じたので採用した。選出して腐ることが少ないので雑に強く、マスカーニャ+キョジオーン@1と合わせて投げることが多かった。テラスタイプは竜ミラーやテラバを強く使えるフェアリー。
カイリュー @隠密マント 穏やか マルチスケイル 鋼テラスタル
197(244)-155(4)-116(4)-108-150(132)-116(124)
ドラゴンテール 炎の渦 羽休め アンコール
調整意図
HD...198赫月ガチグマのシルクテラスブラッドムーンを93.75%で受かる(目安)
S...最速赫月ガチグマ抜き抜き
選出画面で地面の一貫を切れて、勝てない並びへの補完として採用した。一定数居るクエスパトラ絡みとオオニューラ+ヘイラッシャ+鋼のような毒菱が通らない並びに対して勝つ為に異質な技構成になっている。軸として採用しない場合のカイリューはこのようなピンポメタ的な使い方が強いと考えていて、実際に役割対象の並びには高い勝率を保つことが出来たので正解だった。テラスタイプは赫月ガチグマに対して非常に強く、元の耐性と補完が取れている鋼で採用。
ウルガモス @厚底ブーツ 臆病 炎の身体 フェアリーテラスタル
192(252)-×-99(108)-156(4)-126(4)-151(140)
炎の舞 鬼火 蝶の舞 朝の日差し
調整意図
HB...182ガブリアスの地震+火傷地震を耐える程度
S...最速ブリジュラス抜き
キョジオーンを使う上で課題になる隠密マントや身代わり持ちのサーフゴーや赫月ガチグマに対してある程度強く、スタンに対して盤面を整えて舞うことで詰ませることが出来ると考えて採用。赫月ガチグマを起点にするのは厳しいが毒菱を撒いた後に蝶舞日差しで粘る動きで誤魔化すことが出来たり、サイクル下でカイリューに対して鬼火を入れてキョジオーンで安全に対処することが出来たりと自身が舞って全抜きするという運用方法よりもサイクル補助的な役割が多かった。テラスタイプはドラテに耐性付けれるフェアリー。完全に余談だが、ウルガモスは全ポケモンの中で1番性能が嫌いである。
キョジオーン @食べ残し 腕白 清めの塩 水テラスタル
207(252)-120-185(148)-×-124(108)-55
塩漬け 鉄壁 自己再生 守る
調整意図
HB...200ガブリアスの地震×2を非テラス→テラス(≒鉄壁)で食らった際に残飯込みで99.61％で耐える
HD...205赫月ガチグマの等倍テラスブラッドムーン確定耐え
軸でありほぼ全試合選出した。現環境ではそれほど数が多くなかったので、塩漬けを押しているだけで簡単に勝てる並びも少なくなかった。このポケモンを使う上で課題になるのはサーフゴーと赫月ガチグマや身代わり+積み技持ち等だが、サーフゴーはテラスタイプを水にすることで隠密以外に強く、隠密はそれほど数が多くなかったので比較的安定し、赫月ガチグマや身代わり+積みに対しては事前に毒菱やトリックを入れることで簡単に処理出来る。鉄壁を採用することでガブリアスやカイリュー等の物理の積みで崩してくる相手に対して安定する。
マスカーニャ @拘りスカーフ 陽気 変幻自在 悪テラスタル
183(252)-132(12)-94(28)-×-95(36)-182(180)
叩き落とす 蜻蛉返り トリック 毒菱
調整意図
HB...216セグレイブの巨剣突撃(≒鉢巻氷の礫)を93.25%で耐える
HD...205赫月ガチグマのテラスブラッドムーンをチョッキをトリックした状態で確定耐え DL調整
A...11n
S...最速ジャローダ抜き
構築の核であり、個人的レギュH最強ポケモン。キョジオーンメタに対してトリックや毒菱が非常に有効であり、それを単体で行うことが出来て、他の毒菱撒きとは違いケアする技や型が非常に多いので相手目線のみ一方的に択にさせることが出来る。ほぼ耐久にしか努力値を振っていないが、攻撃技を押すことが無い試合の方が多かったので、確実に相手の技を耐えて行動回数を稼ぐ方が大切だと考えた結果、このような調整になった。実際、出オチすることが無かったので、耐久調整がかなり有効に働いた。テラスタイプは叩き落とすの火力を上げるために悪にしたが、フェアリーなら勝てる試合が1戦あったので、そちらの方がいいかもしれない。
【選出】
基本 初手マスカ裏キョジ@1(ウルガorデカヌ)
毒菱が通らない並びにはキョジ@2
【重いポケモン】
ガブリアス
初手マスカーニャを投げた際に後手に回りやすい。人によってトリアクをケアするかどうか、マスカーニャに何を押すか、デカヌチャン引きをケアするかどうかなど人それぞれなので稀に厳しい展開になる。
サザンドラ
眼鏡は悪波で怯むと厳しく、残飯身代わりはケアするのが難しい。しかし、何故かほぼ負けなかった。
【あとがたり】
今月は今まで以上に本気で取り組んで、深夜から5時ぐらいまでは2ロム1桁付近にいましたが、6時ぐらいに片方溶けて最後まで1ロムで潜り続けましたが、2130辺りからの試合を見えてる択を日和ったり、無駄に偉ぶってガブリアスの炎テラバをケアした結果、乱数と急所で負けたりと悔いの残るシーズンになってしまいました。しかし、久々の上位争いはとても楽しかったので、これからもこの熱量で取り組んでいきたいと思います。
